フェイシャル機器を導入するタイミングは?導入するメリットは?
腸内フローラ改善にヨーグルトがおすすめされる理由と効果的な食べ方
株式会社ウィズ・アス 管理栄養士
美容、健康に関わる栄養素を日々研究中!皆様の美容と健康へのお手伝いができたらうれしいです♪
【資格・経歴】
- 管理栄養士
- 病院管理栄養士
美容機器、化粧品販売を提供する東京都港区にある美容機器メーカー。
顧客志向の美容機器と高品質な商品を展開中。
日々「エステ業界」や「美容」まで、お役立ちコンテンツを制作中。
エステサロンオーナーの方に向けて、ヨーグルトでの腸内フローラ改善の基礎知識をご紹介していきます。
「ヨーグルトで腸内フローラが改善される」「痩せる」という話が広まっています。しかし「なぜ、どのようにして効果が現れるのか?」についてご存知ない方も少なくありません。
そこで今回の記事では、ヨーグルトで腸内フローラが改善される理由や、効果的なヨーグルトの食べ方を解説します。参考にしていただければ、お客様の施術による痩身効果をさらに高められるようになるはずです。
腸内フローラの改善にヨーグルトがおすすめな理由
腸内フローラ改善になぜヨーグルトがおすすめなのか、その理由について3つの観点から解説していきます。
理由①善玉菌が含まれているため
まずヨーグルトには善玉菌そのものが含まれていることが大きな理由です。善玉菌とは腸内フローラにおいて、人の身体に良い影響を与えてくれる良い細菌のことを指します。ヨーグルトには腸内で善玉菌として働く、ビフィズス菌や乳酸菌が含まれています[1]。
腸内フローラで良い働きをする善玉菌を直接的に増やせることが、ヨーグルトが腸内フローラ改善に効果的だとされる理由です。
理由②善玉菌が生きたまま腸に届くため
ヨーグルトは生きたままの善玉菌を、そのまま腸に届けられる食品です[1]。ビフィズス菌を食事からとっても、死んでしまった善玉菌では効果が低くなってしまいます。しかし生きたまま届けられれば、さらに高い効果が期待できるでしょう。
生きたまま腸に届く善玉菌のことを「プロバイオティクス」と呼びます。毎日継続的にヨーグルトを食べれば、生きたままの善玉菌を腸内に送り続けられるようになるはずです。
理由③手軽で続けやすいため
腸内フローラ改善にヨーグルトがおすすめの理由として、「手軽で続けやすい」こともあげられます。ヨーグルトはスーパーやコンビニで手軽に購入でき、おやつとしても食べられるものです。種類や味も豊富で、毎日食べても飽きにくいでしょう。
実は食品から摂取する善玉菌は、腸内に住みつくことはありません。そのため毎日食べ続けなければ腸内環境改善に役立たないことになります。ヨーグルトであれば手軽で続けやすく、毎日食べられるでしょうから、その他の食品と比べて腸内フローラ改善に役立つはずです。
腸活でヨーグルトを取り入れる際のポイント
ヨーグルトは腸内フローラ改善に役立つと解説してきました。しかし腸活を成功させるには、生活の中にヨーグルトを取り入れるためのポイントを知っておくことが大切です。
ポイント①食物繊維やオリゴ糖と一緒に取り入れる
腸内フローラ改善のためにヨーグルトを食べるなら、食物繊維やオリゴ糖を一緒に取り入れることをおすすめします。なぜなら2つの物質はエサとなって、善玉菌を増やすための作用があるためです。ヨーグルトで善玉菌そのものを取り入れ、さらにエサとなる食物繊維やオリゴ糖を一緒に摂取できれば、さらに高い効果が期待できます。
ポイント②食後に食べる
ヨーグルトで腸内フローラを改善するなら、食後に食べるようにしましょう。空腹のときに乳酸菌を摂取すると、せっかくの菌が胃酸で死んでしまうことがあります。食後は他の食物によって胃酸の働きが弱まっているタイミングです。乳酸菌が胃酸で死んでしまう可能性が低くなります。
ポイント③夜に食べる
ヨーグルトの腸内フローラ改善作用をより高く発揮させるなら、夜食べるのがおすすめです。腸はリラックス状態のときに優位になる「副交感神経」が働くと、活動しやすくなります[2]。1日のうちで最もリラックスしている時間帯は、お風呂に入って就寝までの時間帯ではないでしょうか?ヨーグルトの効果をより高めるには、夜のリラックスしている時間が理想的です。
ポイント④1日200グラム食べる
腸内フローラ改善のためのヨーグルト摂取量は、1日あたり約200グラムです。ヨーグルトを食べていても効果が感じられない場合、量が少なすぎるのかもしれません。夜に200グラム食べるのが難しければ、朝に100グラム、夜に100グラムでも良いでしょう。1日200グラムを目安に食べれば、ヨーグルトの腸内フローラ改善効果が感じられるようになるはずです。
ポイント⑤無理せずに続ける
ヨーグルトは腸内フローラ改善に役立ちますが、無理せずに続けることもポイントのひとつです。腸内フローラは自律神経の動きによって左右されやすい傾向があります。たとえば「ストレス」で交感神経が優位になると、悪玉菌が増え、善玉菌が減ってしまいます[3]。
腸内フローラ改善のためのヨーグルトがストレスになっては、ヨーグルトを食べる意味が失われてしまいます。ストレスを感じない程度に、無理せず食べ続けることが大切です。
自分に合ったヨーグルトの見つけ方
ヨーグルトでの腸内フローラ改善には、自分にあった商品を見つけることも大切です。ご自身にあったヨーグルトを見つけるには、次のようなポイントを意識しながら選んでみてください。
【選び方のポイント】
- ・特定保健用食品もしくは機能性表示食品を選ぶ
- ・無糖のヨーグルトを選ぶ
- ・好みの味を選ぶ
- ・賞味期限内に食べられる量のヨーグルトを選ぶ
- ・1~2週間同じヨーグルトを200グラムほど食べ続けてみる
腸内フローラ改善のためのヨーグルトを選ぶには、まず特定保健用食品・機能性表示食品を選ばれることをおすすめします。もし糖質が気になるなら、無糖のものを選ぶとダイエットにも支障をきたさないでしょう。そして長く食べ続けるには、味が好みであること、賞味期限内に食べ切れる量であることも大切です。
以上のことを踏まえた上でヨーグルトを選び、1~2週間ほど食べ続けてみてください。もし腸が動いているような感覚があったり、便秘が改善されたりするようなら体質にあったヨーグルトと言えます。お腹が動く感覚がなければ、他の製品を試してみるのも良いでしょう。ご紹介した5つのポイントを意識していれば、ご自身にあったヨーグルトが見つけられるはずです。
腸活におすすめのヨーグルトの食べ方
毎日ヨーグルトを食べようとすると食べ方に困ることもあるのではないでしょうか?腸活のためには、次の2つの食べ方をおすすめします。
ナッツをトッピングする
まずはヨーグルトの上にナッツをトッピングする方法です。ナッツには食物繊維やオメガ3脂肪酸が豊富に含まれており、腸内フローラ改善に役立つとされています。食物繊維は先に解説したように、善玉菌のエサとなるものです。そしてオメガ3脂肪酸は、腸内細菌によって代謝され、アレルギー性皮膚炎や糖尿病を改善する働きがあると報告されています[4]。
ヨーグルトによる腸内フローラ改善作用をさらに高めてくれる食べ合わせであり、さらに満腹感も増幅させてくれるのがナッツです。ヨーグルトにナッツをトッピングする食べ方をぜひ試してみてください。
甘酒ヨーグルトとして飲む
甘酒ヨーグルトとして飲むのもおすすめの方法です。甘酒ヨーグルトとは、ヨーグルトと甘酒を混ぜたもの。甘酒には善玉菌のエサとなるイヌリンと呼ばれる食物繊維やオリゴ糖が含まれています[5]。また代謝を促す作用のあるビタミンB群も含まれている[5]ことから、ヨーグルトと一緒に摂取すると腸内フローラ改善に効果的であるはずです。代謝促進作用により、ダイエット効果も期待できるでしょう。
甘酒ヨーグルトは作り方も簡単で、ヨーグルトだけの味に飽きたときに便利なレシピです。腸内フローラ改善のためにヨーグルトを毎日食べるなら、ぜひ試してみてください。
腸内フローラ改善にヨーグルトは効果大!
いかがでしたでしょうか?この記事を読んでいただくことで、ヨーグルトでの腸内フローラ改善効果についてご理解いただけたと思います。
ヨーグルトには、善玉菌である乳酸菌やビフィズス菌が含まれています。善玉菌のエサとなる食材と一緒に摂取すると、さらなる効果が期待できます。
エステサロンには痩身を希望するお客様が多く訪れるでしょう。
ウィズアスの痩身機による施術とともに、痩身のための情報をお伝えできればさらに効果は高まるはずです。今回の記事をお客様への接客のためにご活用いただけましたら嬉しく思います。
[1]参照:e-ヘルスネット:腸内細菌と健康
[2]参照:中国四国農政局:「中国四国地域食育交流会」~食育の環を広げよう!~開催概要
[3]参照:JSTAGE:(PDF)ストレスと腸内フローラ