アンチエイジング効果とは?ケアのために実践したい5つの習慣と治療

更新日:2023.7.20

エステサロンオーナーの方に向けて、「アンチエイジング効果」の本当の意味についてご紹介していきます。

ある程度の年齢を重ねた女性は、「アンチエイジング」に興味を持っている方が多いものです。アンチエイジング効果のある化粧品や食生活…と、さまざまな方法を模索されています。

そこで今回の記事では、本当のアンチエイジング効果について解説し、さらに効果を高めるために意識したことを解説。参考にしていただければ、アンチエイジング効果を得るために本当に必要なことがおわかりいただけるはずです。

アンチエイジングに期待できる効果とは?

アンチエイジング効果では、次のようにさまざまなものが期待できます。

【効果】

・美肌

・シミ・シワ・たるみなどの肌老化予防

・疾病リスクの低下

・体脂肪の減少

・代謝の改善

・内蔵の活性化

・免疫機能の正常化

・脳の健康維持

アンチエイジングに期待できる効果を列挙すると、決して美容分野だけのものではないことがわかります。美容業界では「見た目の若返り(年齢を重ねているように見せない)」の意味で使われることがほとんどです。

しかしご紹介したようにアンチエイジング効果は、美容だけでなく健康にも影響を及ぼします

アンチエイジングはいつ頃から必要?

エイジングケアを始めた方が良いのは、エイジングサインと呼ばれるシワやたるみ、シミ、くすみといった肌の悩みが出る前の段階です。エイジングケアが遅れて肌悩みが深刻なものになってから慌ててケアを始めたとしても、改善までには時間がかかってしまいます。

そのため、予防的な意味を含めて早い段階からアンチエイジングに注目しておきましょう。美容成分などが豊富に含まれたエイジングケア用のアイテムの中には高価なものもあるので、なかなか手が出ないと感じる方もいるはずです。

ですが、例えば食生活の改善などは若いうちからでも挑戦しやすいといえます。気になり始めた時、アンチエイジングに興味を持った時などをきっかけに始めてみましょう。肌の状態もよく確認しながら、その時々に適したアンチエイジングに取り組んでいくことが大切です。

エイジングの原因

エイジング、つまり肌の老化が起こってしまうのには、原因があります。適切な対策を取るためには、どのようなことが肌の老化を引き起こしているのか知ることが欠かせません。

代表的な原因について解説します。

紫外線ダメージ

紫外線は肌に大きな悪影響を及ぼします。

紫外線を浴びた肌では分解酵素が作られるのですが、その酵素の中にはコラーゲンを分解するものがあります。コラーゲンといえば、肌の弾力や潤いを作るのに欠かせない役割を果たす成分です。そのため、紫外線ダメージを受けてコラーゲンが分解されてしまった場合、若々しい肌を保てません。

さらに、紫外線の刺激によってメラニン色素と呼ばれるものが生成されてしまうことがあります。肌の新陳代謝機能が優れていればいずれ排出されることになりますが、加齢の影響などでうまく排出されずに残ってしまうと、シミになってしまうことも多いです。

室内だからといって油断はできません。UVカットフィルムなどが貼られていなければ、紫外線は窓を通過します。そのため、外に出る時のみ紫外線対策をしているような場合、対策が不十分である可能性も高いです。

紫外線は目に見えるものではないことから浴びてしまっていてもそれに気づきにくく、対応が難しいともいえます。

肌の乾燥

肌が乾燥するとエイジングサインが現れやすくなります。肌が乾燥している状態は保湿力が落ちているサインです。

若い頃は肌には保湿成分を作る力が十分に備わっていますが、加齢によってその力が失われてしまうと乾燥しやすくなるので、十分に注意しましょう。

水分量が不足している肌は表面がかさついてしまい、キメも乱れやすくなります。すると、肌がくすんで見えることもあり、悩みにつながりやすいです。

特に空気が乾燥しやすい冬場や、エアコンの風に触れることが多い夏場は肌が乾燥しやすいといえます。また、紫外線も肌を乾燥させる大きな原因の一つです。乾燥肌になっている方は原因を見つけ出し、保湿のためのスキンケアにも力を入れましょう。

細胞の酸化

細胞の酸化も肌の老化を招く大きな原因です。そもそも酸化とは何かというと、体内で発生する活性酸素によって体が錆び付いてしまうことをいいます。

例えば、切ったリンゴを放置しておくと少しずつ茶色くなっていくのも酸化現象です。

活性酸素が発生すると肌の機能が低下してしまい、潤い成分であるコラーゲンやエラスチンが減少するほか、シワ、シミ、たるみなどを発生させてしまいます。

酸化の原因となる活性酸素は、さまざまな理由によって発生するので、なかなか予防ができません。例えば、タバコを吸ったり、お酒を飲んだりすることでも発生するほか、脂肪分の多い食事や、ストレスなどでも発生するものです。また、紫外線も活性酸素を大量に発生させる原因の一つです。できるだけ健康的な生活を意識し、紫外線対策も取り入れて細胞の酸化を防ぎましょう。

アンチエイジングは美容だけの話ではない

ひとつ前の項目で解説したように、アンチエイジング効果は美容だけに影響するものではありません。

美容分野での「アンチエイジング」は、美肌や肌老化の予防との意味で使われることがほとんどです。しかし英語で「anti-aging」と記載されることからもわかるように、加齢に抵抗しるケア全般を指します。日本語では「抗加齢」「抗老化」の意味です。

つまりアンチエイジングとは加齢による衰えを防ぎ、心身ともに美しく、健康的でいることです。身体そのものを若々しく保てるようになれば、肌がきれいになるでしょう。さらに全身が健康であることで、年齢を重ねても健康な生活を続けやすくなります。ひいては長生きにつながり、一生涯における医療費の節約にもつながることです。

アンチエイジング効果が期待できる習慣

それではアンチエイジング効果を期待するために、実践していきたい習慣について見ていきましょう。アンチエイジングを目指すなら、次のような習慣を日々心がけることが欠かせません。

習慣1:食生活

まずひとつめは規則正しく、栄養バランスの良い食生活を送ることです。わたしたちの身体は食べたもので作られます。栄養のバランスが良く、老化を良くする働きを持つ抗酸化効果の高い栄養素を摂るようにしたいものです。

アンチエイジング効果のある栄養素はさまざまですが、一例をご紹介します。

【栄養素一例】

  • ・マグネシウム:ミネラルの一種で糖質・脂質の代謝に必要。代謝アップ効果により中性脂肪やコレステロールの増加を抑制する。わかめやあおさなどの海藻類に多く含まれる。
  • ・ビタミンC:コラーゲンの生成や脂質の代謝に必要な栄養素[1]。抗酸化作用[1]や美白作用もあり、美容効果が高い。赤、黃ピーマン・キウイフルーツ・菜の花に多く含まれる。
  • ・ビタミンE:高い抗酸化作用を持ち、ビタミンCと一緒に摂取するとさらに効果的[1]。ナッツ類・モロヘイヤ・西洋かぼちゃに含まれる。
  • ・DHA・EPA:必須脂肪酸の一種であり、脳や網膜の老化を防ぐ[2]。イワシ・サバなどの青魚に多く含まれる。
  • ・レスベラトロール:抗酸化作用のあるポリフェノールで[2]、赤ワイン・ぶどうの果皮・アーモンドなどに含まれる。
  • ・オレイン酸:必須脂肪酸の一種であり、悪玉コレステロール低下に役立つ[2]。オリーブオイル・牛肉・アーモンドに含まれる。

ほんの一例ではありますが、ご紹介したようなアンチエイジングに役立つ栄養素を積極的に摂りましょう。さらにゆっくりとよく噛んで食べる、野菜から先に食べるなどの食生活は糖化を防ぎやすくなります[3]。糖化は老化を促進させる原因のひとつなので、食べ方にこだわるのも良いでしょう。

ただしご紹介した栄養素に偏るのではなく、バランスよく食べることが基本です。

習慣2:水分補給

食生活とともに重要となるのが水分補給です。身体の50~70%は水分ですが、年齢を重ねるにつれ体内の水分量は減っていきます[4]。そして体内の水分量が減っていくと、免疫力や回復力が低くなって[5]病気に負けやすくなってしまうためです。

もちろん肌内部の水分も、体内における水分に含まれます。水分補給が充分でなくなると、肌内部の水分量が減ってしまう恐れもあるでしょう。体内には多くの水分があるので、身体を若々しく維持するには水分補給を心がけることも大切です。

習慣3:生活習慣

アンチエイジング効果を期待できる習慣として次にご紹介するのは、生活習慣を意識することです。乱れた生活習慣ではホルモンバランスが乱れやすくなります。女性ホルモンは女性の身体を守り、コントロールする役割を担うものだからです。

生理前にはなんとなく憂鬱になり、生理が終わると心身ともにスッキリするとの経験をしたことがある女性は少なくないでしょう。生理前には女性ホルモンである「プロゲステロン」が増え、生理後には「エストロゲン」が増えることが原因です[6]。

エストロゲンは女性の肌や脳、内臓などを守っているので、増えると女性の心身は好調になります[6]。代謝が高まるため脂肪も落ちやすくなり、肌の調子も好調に[6]。つまりエストロゲンは女性の美しさを左右するホルモンだと言えるでしょう。

ホルモンバランスを正常に保つには、規則正しい生活を送り、ストレスを溜め込まないことが大切[6]。そして睡眠をしっかりととると、身体や肌の回復に必要な成長ホルモンの分泌が増加し[3]、アンチエイジング効果が得られます。日々の生活習慣を意識すると、自然と心も身体も整ってくるはずです。

人によって必要とされている睡眠時間は異なります。21世紀における国民健康づくり運動(健康日本21)によると、十分な睡眠時間の目安は6時間以上9時間未満、60歳以上の世代については6時間以上8時間未満です[9]。

まずは現在どの程度睡眠時間を確保できているのか確認し、足りていない場合は睡眠時間を伸ばせるように日々の生活を調整しましょう。

ただ睡眠をとるのではなく、質の良い睡眠をとることも重要です。自身に合った寝具を選択する、リラックス効果のあるアロマを活用するなどしてみるのもおすすめです。

習慣4:運動

健康的な生活習慣に必要とされる運動は、アンチエイジング効果を得るにも重要なものです。運動には次のようなさまざまなアンチエイジング効果が期待できます。

【効果】

  • ・体脂肪の減少
  • ・筋肉量の増加
  • ・心肺機能の強化
  • ・肌の代謝促進
  • ・ストレス耐性の向上
  • ・睡眠の質の向上

運動によって体脂肪が減り、筋肉量が増えやすくなることは多くの方がご存じでしょう。また心肺機能の強化にもつながり、内臓を若々しく保つためにも効果的なものです。

しかし運動をすると成長ホルモンやセロトニンの分泌が促され、血行も良くなります。成長ホルモンは肌の修復にも必要なホルモンで、血行が良くなると肌に行き渡る栄養が増加。つまり運動は健康だけでなく、美容にも良い影響を与える習慣です。

さらにウォーキングやジョギングなどの軽い運動は、ストレスホルモンと呼ばれるコルチゾールを減少させ[7]、活性酸素を抑制する効果もあり、老化を間接的に予防する効果も持ちます。セロトニン分泌により睡眠の質も向上させてくれるので、定期的に運動する習慣を身に着けるとアンチエイジング効果が高まるはずです。

習慣5:美容ケア

アンチエイジング効果を得るために実践したい習慣として最後にご紹介するのは、美容ケアです。男性・女性問わず、見た目のアンチエイジングで欠かせないのが美容ケアではないでしょうか。

シミやシワの約80%は紫外線によって引き起こされるため[8]、まず紫外線予防は欠かせません。紫外線の弱い冬場でも日焼け止めを塗り、晴れている日は日傘や帽子、紫外線カットフィルムなどを活用して紫外線をシャットアウトしましょう。

それから、アンチエイジングにおいて力を入れたいのが、保湿です。保湿することにより肌内部の水分量を増やせれば、アンチエイジングにつながる効果が期待できます。

肌の乾燥を感じている方は、保湿が不十分である可能性が考えられます。例えば「化粧水をたっぷりつけているから保湿は十分」と考えている方もいるのではないでしょうか。ですが、化粧水を付けただけではすぐに水分が蒸発してしまい、潤いが失われてしまいます。 乳液やクリームといった肌に油分をプラスできるアイテムも活用し、肌の中に水分を閉じ込めましょう。洗顔後は洗顔によって肌の油分が失われ、乾燥しやすい状態です。早めにスキンケアを行うのもポイントといえます。

また食生活や生活習慣など、ご紹介してきた習慣を守って肌本来の力を高められるのも重要です。その上でエステサロンなどの美容施設で施術を受けたり、効果的なスキンケア商品を使ったりすることでアンチエイジング効果を高められます。

エイジングケアの方法

具体的にエイジングケアを実践したいと考えた場合、どのようなことを行えば良いのでしょうか。基本的なスキンケアについておさえておきたいポイントを解説します。

クレンジング・洗顔

スキンケアの基本ともいえるものが、洗顔です。肌に付いている汚れをしっかり洗顔で落とし、その上でエイジングケアに効果的なアイテムを使ってスキンケアを行っていきます。

メイクしている方は、先にクレンジングでメイク汚れを落としておきましょう。

朝にしたメイクは夕方頃になるとほとんど落ちていることもありますが、落ちているように見えるだけで肌の奥にはファンデーション汚れなどが残った状態です。クレンジングで落としましょう。

ただ、洗浄力が高いクレンジングオイルを選択すると肌の油分である皮脂を落としすぎてしまう恐れがあります。特に乾燥肌気味の方は注意が必要です。

また、クレンジング剤の量が少ないと肌をこすって摩擦の刺激を与えてしまうので、多めに使用するのがポイントです。先に落ちにくいポイントメイクを落としてから顔全体のクレンジングを行います。

続いて行う洗顔の手順の以下のとおりです。

◆洗顔の手順

  • ・十分洗顔料を泡立て、弾力のある泡を作る
  • ・皮脂が多い小鼻周りからくるくると小さな円を描くように洗う
  • ・あご、Tゾーン、Uゾーンと洗い、フェイスラインや耳の下も洗う
  • ・すすぎ残しに注意しながらぬるま湯を使って丁寧に水かけする
  • ・タオルを軽く肌に押しつけるようにして水分を取り除く

髪の生え際やこめかみ、フェイスラインの裏などはすすぎ残しが発生しやすいポイントです。丁寧に洗い流しましょう。

化粧水

洗顔が終わったら早めに化粧水を塗ります。エイジングケアに効果的な保湿成分が配合されたものを選択しましょう。肌をこすらないようにするのがポイントです。

美容液

若いうちは化粧水だけでも潤いのある肌を目指せますが、ある程度年齢を重ねたら取り入れたいのが美容液です。肌の悩みに合わせてシミやくすみ対策用、ハリやたるみ対策用といったアイテムを選びます

大量に塗れば塗るほど効果があるものではないので、各商品で推奨されている量を取り入れてください。

美容液を塗るタイミングは、化粧水と乳液の間です。ただ、美容液の中には化粧水より先に使用するものもあるので、商品説明をよく確認する必要があります。

乳液

乳液には油分が含まれており、スキンケアの水分が蒸発しないように蓋をしてくれます。塗り過ぎるとベタベタするので、こちらも商品に推奨されている適量を使用してください。

乾燥が気になる部分は乳液を重ね塗りしたり、クリームを塗ったりしましょう。選択する商品によってテクスチャーが異なります。そのため、人によっては乳液・クリームのどちらか一方のみを使うことも多いです。

基本的にこれらのスキンケアは、朝と晩の2回行うことになります。朝はスキンケア後にメイクをするため、クリームをつけると重くなると感じているのであれば、軽めの乳液を選択するのも良いでしょう。

スペシャルケア

毎日ではなくてもいいので、定期的にシートマスクなどのスペシャルケアを取り入れるとエイジングケアに効果的です。こちらも肌悩みに合わせた効果が期待できる商品を選びましょう。

アンチエイジング効果が期待できる美容アイテムの選び方

アンチエイジングの目的で美容アイテムを選ぶ場合、注目したいのが保湿力と美白成分、UVカット機能の3つです。それぞれのポイントを紹介します。

保湿力で選ぶ

肌が老化してくると保湿力が低くなるため、保湿力が高いアイテムを選択しましょう。代表的な保湿成分としては、セラミドのほか、ヒアルロン酸やプロテオグリカン、コラーゲンといったものが挙げられます。こういった成分が含まれているか確認した上で購入を検討してみると良いでしょう。

ただ、人によっては肌に合わないものがあることも考えられます。大容量のものを購入してから合わないとなると大変なので、可能であればテスターや、容量が少ないものから使用を検討してみると良いでしょう。

配合されている美白成分で選ぶ

シミやくすみ、透明感の無さといったトラブルに悩んでいるのであれば、美白成分が配合されているものをおすすめします。例えば、トラネキサム酸のほか、ビタミンC誘導体、アルブチンなどが代表的です。

なお、厚生労働省の認可を受けていない美白成分については美白効果を謳うことが認められていません。そのため、聞いたことがないような美白成分が配合されている商品については十分注意しましょう。認可されている成分か一度確認してから購入を決めると安心です。

美白成分には、シミやくすみなどの原因となるメラニンの生成を防げるものや、すでにできてしまったシミを薄くするためにメラニンを還元するものがあります。この他にも、肌の新陳代謝機能を高めてメラニンの排出を促すものなどもあるので、自分の場合はどういった目的でどのような美白成分が効果的か考えて選択してみてください。

UVカット機能で選ぶ

紫外線は肌にさまざまな悪影響を与えてしまうことから、UVケアができるような商品を選ぶのがおすすめです。UVカット機能が高いものを選択しておけば、紫外線が強い日に外に出たとしても影響を受けにくくなります。

UVカット機能を持つ商品を選ぶ前に、正しい知識を持つことが重要です。

「SPF」と「PA」について確認しておきましょう。SPFとは「Sun Protection Factor」の略です。紫外線のうち、波長が短く、シミやそばかすを引き起こす「UV-B」に対してどの程度の防止効果があるのかを表しています。

その商品を塗らなかった場合と比較するとどの程度の時間肌を紫外線から守り、肌が赤くなるまでの時間を伸ばせるかについて示すものです。

SPF1あたり約20分が目安なので、SPF20の商品を使用した場合、約20分×20=約400分となります。この場合、肌が日光を浴びても400分間ほどは赤くならないことを示します。

ちょっとした外出程度であればSPF10~20あたりで良いでしょう。一方で長時間外に出る予定がある場合はSPF50など、効果が高いものを選択する必要があります。

それから、PAは「Protection Grade of UVA」の略であり「+」~「++++」までの4段階で表されているものです。「+」の数が増えるほど紫外線「UV-A」に対する防止効果が高いことを示します。

紫外線は肌の老化を招いてしまうことから、UVカット機能を持つ美容アイテムを選ぶだけでもアンチエイジング効果が期待できます。ただ、すでにシミやくすみ、たるみなど気になる症状がある場合は、それらに対する効果を持つ美容アイテムと組み合わせて使用すると良いでしょう。

アンチエイジング効果が期待できる医療

アンチエイジング効果を得るには、医療の力を借りるのも効果的です。たとえば次のような方法でさらなるアンチエイジング効果を期待できます。

【方法】

  • ・生活療法:運動や食事、精神面での生活習慣のサポートを得る
  • ・薬物療法:女性ホルモンを補充、抗酸化作用をもたらす治療を受ける
  • ・特殊療法:美容外科・美容皮膚科などの治療や、ヨガなどの代替治療を受ける

生活療法・薬物療法・特殊療法などが一般的ですが、いずれも医療の面から指導・治療を行い、血管年齢や脳年齢、骨年齢、ホルモン年齢などをコントロールするための治療です。最近では医療機関でも、以上のようなアンチエイジング効果のある治療を提供しています。

アンチエイジング効果を謳う詐欺に注意!

「アンチエイジング」が一般的になった昨今、比例してアンチエイジング効果を謳う詐欺も増えてきました。たとえば「飲むだけで痩せる」「飲むだけで若返る」などの謳い文句で販売されているサプリメントなどが代表的です。中には同じような宣伝文句で販売されているアンチエイジング化粧品もあります。

サプリメントや化粧品で必ずアンチエイジング効果が得られるわけではありません。効果が得られる商品や提供元企業の見分け方について知っておきましょう。

見分け方1:価格が安すぎるものは避けること

アンチエイジング効果があるとの謳い文句で販売されているサプリで、価格が安すぎるものは危険だと考えられます。しかし価格が高ければ効果があるわけでもないのが難しいところでしょう。実際には「サプリを飲んでいれば効果が得られる」ことはほとんどないと考えられています。

ただ価格が安すぎるサプリは、効果が実感できないどころか、安全面に不安があるものも少なくありません。中にはカプセルのほとんどが添加物で製造されているものもあります。サプリを安全に利用するためには、価格が安すぎるものは避けるようにしてください。

見分け方2:海外製のサプリには注意が必要

価格が適正であっても、海外製のサプリは注意するべきです。過去には海外製のサプリをネットで個人輸入した結果、死亡したとの事例もありました。中国製ダイエットサプリの「御芝堂減肥こう嚢」により1人、「せん之素こう嚢」により2人が死亡したと報告されています。

出典:厚生労働省:中国製ダイエット用健康食品(未承認医薬品)による健康被害事例等

もしエステサロンで海外製のサプリを取り扱い、死亡者が出てしまえば大変なことです。死亡事故が起きた後も、商品名と袋のデザインを変え、中身は同じまま販売されて続けているとの情報もあります。

ネットでは海外製サプリが簡単に購入できます。しかし海外製サプリではもしも問題が起きたとしても、責任の所在がはっきりしません。海外製のサプリは採用しないように注意したいものです。

見分け方3:内容に関する表示が明確であること

安全性の高いアンチエイジング効果のあるサプリを見分けるには、パッケージに内容に関する明確な表示があることを確認してください。原材料名はもちろん、含有成分の単位が正確であり、適切な量が含有されているかチェックするのが大切です。原材料の原産地が明記されていて、天然素材で作られている商品の方が信頼できます。

原材料名や含有成分の量が記載されていないサプリは、中身がどうなっているか判別できません。良いサプリを導入するには、記載されている表示を確認しましょう。

見分け方4:法律に違反する記載がない商品を選ぶこと

サプリ・化粧品のいずれでも言えることが、法律に違反する記載がされていない商品を選ぶことです。サプリや化粧品の宣伝は、「景品表示法」「薬機法」「医師法」などの法律によって規制されています。もし違反している場合は広告表現違反となり、違反するような表示をしている商品は効果が不確かである場合が多いようです。

法律違反となる宣伝表現は、「絶対に痩せる」「業界でNo.1」などの誇大広告が該当します。また医療外の分野における「細胞レベルでの効果」「ほうれい線がなくなる」などの、医療と勘違いさせるような表現も一例です。

つまり医療によるものではないにもかかわらず、「素晴らしい効果」だと感じられるものが法律に反している可能性が高いと言えます。アンチエイジング効果のあるサプリや化粧品を選ぶ際には、法律に違反していないか確認した上で導入してください。

アンチエイジング効果とは美容・健康の両方に影響するもの

いかがでしたでしょうか?この記事を読んでいただくことで、アンチエイジング効果とはどのようなものかがご理解いただけたと思います。

アンチエイジング効果とは美容面はもちろん、全身に影響を及ぼすものです。つまり美しく健康的に、長生きするために必要なケアだと言えるでしょう。

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<参考>

[1]参照:JSTAGE:(PDF)抗酸化ビタミンC,Eによるアンチエイジング
[2]参照:JSTAGE:(PDF)食生活とアンチエイジング
[3]参照:JSTAGE:(PDF)婦人科的なアンチエイジング
[4]参照:JSTAGE:(PDF)水とヒト――生理的立場から――
[5]参照:人事院:(PDF)「健康寿命を延ばすには」
[6]対馬ルリ子著. 女性ホルモンで世界一幸せになれる日本女性. マガジンハウス 2015; 6 20-109
[7]参照:JSTAGE:(PDF)一過性の有酸素運動が唾液中コルチゾールの分泌に与える影響に関する予備的検討
[8]参照:JSTAGE:(PDF)紫外線によるシミ・シワ(光老化:ひかりろうか)を防ぐために知っておくべきこと
[9]参考:(PDF)厚生労働省:健康日本 21(第三次)推進のための説明資料[PDF]

 

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