業務用痩身機の効果や種類とトレンドについて解説

更新日:2024.3.25

美しくなりたい方の要望を叶える痩身機器。種類が多くて、何を導入していいか悩んでいる方もいるのではないでしょうか。せっかく導入するのであれば、高性能でコストパフォーマンスが良いものを導入したいですよね。

この記事では、業務用痩身機の種類と効果をご紹介します。またトレンドを含めて、今おすすめの痩身機もご紹介していますので、参考にしてください。

業務用痩身機の種類について

業務用痩身機の種類は「脂肪にアプローチするタイプ」と「筋肉にアプローチするタイプ」の2種類あります。

脂肪を撃退するために大切なことは、老廃物を排出させ脂肪を分解させることです。そのため、脂肪にアプローチする痩身機の多くは超音波や電波を利用したものが多くあります。

筋肉に対しては、微弱電流による電気刺激を与え筋肉を収縮させます。すると無意識に筋トレしている状態になり、引き締め効果が期待できるのです。

業務用痩身機は種類も多く、一つひとつの機能に特化したものから1台の機器で複数の機能を搭載した製品もあります。

ハイフ

ハイフとは、High Intensity Focused Ultrasoundの頭文字「HIFU」をとったもので、高密度焦点式超音波のことです。狙った1点に超音波を集中させ、瞬間的に高温を発生させます。ハイフの特徴は、脂肪そのものの撃退が期待できる点です。超音波の光エネルギーを皮下脂肪に照射すると、脂肪細胞はその熱で溶けて破壊されるといわれています。

痩身だけではなく、フェイスラインのリフトアップや肌のリフトアップ効果も期待できることから、人気の機能の一つです。

メリット

特に痩身で重要なのが、効果の持続性と即効性です。ハイフの場合、脂肪細胞そのものにアプローチするため、ダイエット後も無理な食事制限やハードな運動をしなくとも、施術後の体系をキープしやすいというメリットがあります。

加えて、即効的に効果が見えるのもうれしいポイントです。

通常の痩身エステの場合、何度も通って効果が分かる程度ですが、ハイフはSMAS膜に働きかけます。

SMAS膜とは、肌の奥深くにある筋膜のことです。

SMAS膜に直接アプローチして、熱収縮の作用で肌を引き締めていくので、施術1回で体の引き締まり効果を実感しやすいのです。

デメリット

ハイフは超音波で熱エネルギーを生み出す機器です。そのため、施術を受けた方のなかには、チクチクした痛みを感じる方もいるようです。

また、脂肪細胞に直接アプローチし撃退していきますが、皮下脂肪の厚みが一定程度ない場合、他の組織にダメージを与えてしまうおそれから施術ができない可能性もあります。

アトピー性皮膚炎の方や皮膚炎の方、授乳中や妊娠中の方、施術の範囲に金属が入っている方や肝臓・腎臓を患っている方も施術はできません。

ハイパワーな痩身機のため、取扱い方法を誤ると、火傷やケガのリスクがあることを覚えておきましょう。

▼こちらの記事では、HIFU(ハイフ)の効果と期間について詳しく解説した記事になります。あわせてご覧ください。

HIFU(ハイフ)の効果と持続期間の目安を解説

▼BHFを詳しく見る

ラジオ派

ラジオ波は、RF(Radio Frequency)と呼ばれ、ラジオと同じ周波数の30~300MHzの電波を利用した痩身機です。

ラジオ波を肌に当てることで、脂肪の奥にある皮下脂肪に振動を起こし、硬くなった脂肪を柔らかくする効果があります。温熱効果があり、血行促進効果や新陳代謝を上げることで、痩身効果が期待できます。

メリット

ラジオ波には温熱効果があり、脂肪を温め柔らかくし、新陳代謝を高め痩せやすく太りにくい体質づくりが期待できます。血行も良くなるため、冷え性やむくみ体質の方にも効果的です。

何よりラジオ波は美肌効果が高いことで人気です。

コラーゲンの生成機能を刺激し、ぷるんとした弾力のある肌を目指せたり、ヒートショック効果でシミ・シミ・しわ・たるみなどの肌悩みを改善する効果も期待できます。

ヒートショックとは、熱ストレスによって自己回復力を高めることで、医療でも活用されています。

デメリット

ラジオ波は金属アレルギーの方は施術を受けられません。また、ラジオ波の当て方や皮膚の状態によっては軽い火傷状態になるリスクもあります。

また妊娠中の方や、妊娠希望の方も施術ができません。ラジオ波によって脂肪を少なくしてしまうことで、胎児に悪影響を及ぼす可能性があるとして施術禁止になっています。

キャビテーション

キャビテーションは別名「切らない脂肪吸引」との異名があり、即効的な効果を期待できる痩身機です。キャビテーションとはもともと「空洞現象」のことで、液体に圧力をかけたときに気泡が発生する現象を言います。

エステにおけるキャビテーションとは、超音波を当てることで脂肪細胞の内側にある水分に気泡ができ、それを弾けさせることで脂肪細胞にダメージを与える仕組みです。

破壊された脂肪は老廃物となるため、上記のラジオ波と併用して施術するエステサロンもあります。

メリット

キャビテーションは脂肪細胞そのものにアプローチし、数を減少させるため、施術後の効果を実感しやすく、かつリバウンドしにくいと言われています。ただし、あくまでキャビテーションは脂肪細胞を溶かし出すという効果なので、排出するためにはマッサージなどが必要です。

また脂肪により圧迫されていた血液やリンパの流れもスムーズにするため、むくみ改善効果や血行促進効果も期待でき、代謝アップにつながります。

デメリット

キャビテーションの施術中は、骨伝導音が聞こえます。施術部位により異なりますが、脂肪が少ない箇所ほど超音波振動が骨に響き、金属音のようなものが聞こえます。音に敏感な方は、

キャビテーションの施術を体験して確認してみましょう。

加えて内臓に負担がかかるため、肝機能に疾患がある方は施術を控えたほうが良いでしょう。

キャビテーションで溶かした脂肪は、一度肝臓に集められてから分解や排出されるため、少なからず内臓に負担がかかります。また、妊娠中や子宮系の疾患がある方、心疾患のある方、飲酒直後の方も施術は控えましょう。

ドーム

ドームとは、遠赤外線ドームサウナのことで、かまぼこのような型の機器に首から下を全部覆い、遠赤外線を当てることで芯から体を温めます。

体が温まることで、血流がよくなり代謝アップにつながり、脂肪燃焼効果を期待できるのです。

メリット

遠赤外線のドームで最も特徴的なのは、皮脂腺から汗がでるということです。皮脂腺から出るどろっとした汗には、長年体のなかに蓄積した有害物質が含まれています。

そのため、体のデトックスを目的とした方にもおすすめです。

また血流アップ効果により基礎代謝量が高まり、痩せやすく、むくみにくい体質に近づけます。

もちろん美肌効果も実感できるのがポイント。何より、ドームの痩身機は自律神経のバランスが整うため、気持ちを安定させる効果や、体が芯から温まるので安眠効果も期待できます。

デメリット

施術の前後や施術中も定期的な水分補給が必要です。

大量に汗をかくため脱水症状になる危険性があります。

しっかり水分を補給することは、デトックス効果を高めることにもつながるため、喉がかわいたと感じる前の補給が大切です。

脂肪冷却

脂肪を凍結して細胞死させ、老廃物として排出させる痩身機です。

細胞死した脂肪は老廃物として体外に排出されます。脂肪は4℃で凍るという特性を利用した施術で、他の部位にダメージは及びません。

メリット

脂肪冷却は、気になる部位を局所的に吸引し、冷却・細胞死させていきます。そのため、気になる部位の脂肪細胞が減少してリバウンドしにくくなるのがポイントです。痩せにくい二の腕や太ももの他、二重あごにもおすすめ。

さらに、脂肪細胞自体が減るため、効果が持続するのもメリットです。

デメリット

局所的にアプローチできる反面、全体的なサイズダウンにはむかないのが脂肪冷却。基礎代謝を上げるものではないので、体質改善したい方や内臓脂肪を減らしたい方には不向きです。

また、脂肪冷却だけでは、脂肪細胞が老廃物として排出されないので、老廃物の排出を促すRFと合わせたり、同じ脂肪細胞にアプローチするキャビテーションとの組み合わせがおすすめです。

注意点として、エステの冷却器と医療で使用される冷却器とは施術内容に違いがあるので

人体に影響のある医療行為はクリニックなどの医療機関で扱うものなのでエステサロンで扱う際は注意が必要です。

EMS

EMSとはElectrical Muscle Stimulationの略で、筋肉に電気信号を送り強制的に筋肉の収縮運動をさせる痩身機です。強制的に筋トレをさせ、体を引き締めていきます。

家庭用の痩身機にも適用されていますが、エステ用の痩身機の方が周波数の設定が幅広く、インナーマッスルまで鍛えやすいのです。

家庭用では安全性に配慮され、低出力のものもあり、表面の筋肉にも達しないものもあります。

メリット

電気刺激により筋トレ効果を実感できる痩身機のため、運動が苦手な方や、腰の痛み・体調により激しい運動ができない方でも、体に無理なくトレーニングできるのがメリットです。

筋トレ効果で体を引き締め、代謝アップも可能。また局所的なアプローチもできるため、気になる箇所を引き締め、筋肉による理想的なシェイプアップボディを目指せます。

デメリット

EMSは電気信号による筋トレになるため、電気施術が苦手な方には向いていません。

電気が走るとピリピリした痛みを感じるため、なかには苦手な方もいます。 施術の痛みが不安なお客さまには、一度体験などで痛みを確認していただいてから、施術を受けていただきましょう。

▼こちらの記事では、EMSについて詳しく解説した記事になります。あわせてご覧ください。

『EMS』痩身とは?具体的な効果を解説

電子パルス

電気パルスとは、表面の筋肉はもちろん深層部の筋肉まで電気刺激が浸透し、脂肪やインナーマッスルの収縮運動を促すため、体の奥細かい筋肉まで鍛えられる痩身機です。

EMSよりさらに奥の筋肉までアプローチし、効果的に体を鍛えます。

メリット

筋肉量アップを目指す痩身機のため、トレーニングマシーンに近いものです。

そのため、基礎代謝の向上が期待でき、体内エネルギー消費の向上につながります。何より、筋肉が鍛えられることでQOR(Quality Of Life:生活の質)の向上にもつながるのがメリットです。

運動不足や加齢により衰えた筋肉も効率よく鍛えられるので、日常生活を送る上での行動がラクになります。

デメリット

電子パルスもEMSと同じく、電気刺激で体の深層の筋肉を鍛えます。

そのため、ピリピリとした刺激が苦手な方もいます。また、筋肉を中から鍛えていくため、筋肉量が増え基礎代謝が上がるまで時間が必要です。十分な筋肉がつくまで、継続的に施術を続ける必要があります。


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最近人気の痩身機

痩身機は種類がたくさんありますが、電子パルス痩身機が最近のトレンドです。「とにかく細くなりたい」というニーズから、「美しく健康的に痩せたい」という考えが主流になり、効率的に筋肉に働きかける電子パルスは今の消費者ニーズにマッチした痩身機です。

電子パルスで筋肉を鍛えられれば、引き締め効果はもちろん姿勢が良くなります。また筋肉が適度についた体は血液循環の向上も期待できるため、冷えの予防や肩こり予防など、私生活がラクになることで生活の向上も期待できるのです。

電子パルスは、筋肉に刺激をあたえて基礎代謝を向上させます。痩せやすい体づくりや、体重よりも見た目の引き締まった健康美を追求する男性・女性のニーズにぴったりな痩身機です。

その他の選ぶポイント

痩身機を導入するときは以下の点をチェックしましょう。

コストパフォーマンス

痩身機の機能によって得意不得意が分かれます。そのため、まずは機器の特性を理解した上で、どの機種がエステサロンの経営にベストなのか見極めることが大切です。

効果が出るコースをするために何台も痩身機を所有していれば、維持費も高く施術代をあげなければ赤字になります。それは、オーナーにもお客様にも負担がかかるのでおすすめできません。また施術時間も長くなります。

お客様に短時間で効率的に効果を実感していただくためにも、機器の機能性を見極めコストパフォーマンスの高い痩身機を選びましょう。

メンテナンス

業務用痩身機は海外製が多いのも特徴です。そのため、代替機の到着まで時間がかかったり、修理できなかったり、トラブルになるケースもあります。

その場合、お客様の予約日をずらしたり、キャンセルしたり迷惑をかけてしまえば顧客離れにつながるでしょう。

購入後のメンテナンスはどうなっているのか、事前に確認しましょう。

保証

製品保証は必ず確認しておきましょう。お値打ち価格で導入できたとしても、故障などのトラブルで修理代がかさんでしまっては意味がありません。保障期間はメーカーごとに異なるためチェックしておきましょう。

また中古の機器は製品保証がついていない可能性もあるため、なるべく新品での導入をおすすめします。

痩身機の導入のポイントを押さえておこう

痩身機の種類は効果によってさまざまあるため、コストパフォーマンスの良さや、メンテナンスの充実さ、製品保証の有無などを確認したうえで導入を検討しましょう。これから導入を考える方であれば、今のトレンドは電子パルス。健康的で引き締まったボディーを目指す、今のニーズにぴったりです。

どこの痩身機にしようか悩んでいる方は、ウィズアスのB-Strongがおすすめです。世界的医療機器メーカーEl.En.グループが開発した機器で、筋繊維の奥までしっかり効果を届けます。

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