ダーマペンの効果とは?施術がおすすめの人の8つの特徴

更新日:2022.4.4

ニキビやシミで悩みを抱えている女性の方も多いのではないでしょうか。

そのような悩みのある方には、ダーマペンがおすすめです。

そこで本記事では、ダーマペンの効果やおすすめの人の特徴を紹介します。

ニキビやシミを改善したい方は、ぜひ参考にしてください。



ダーマペンとは

ダーマペンとは、微細な針で皮膚表皮層を傷つけない程度の微小な穴を開け、それを修復する「皮膚の創傷治癒力」を利用し、皮膚のコラーゲン線維を増やすことで、滑らかな肌に導く施術です。

具体的にどのような仕組みで肌によい影響が与えられるのか、詳しくは以下で紹介します。


ダーマペンのメカニズム

ダーマペンには先端に極細の針が付いていて、肌にあてることで目には見えない小さな穴を開け、それによって線維芽細胞(せんいがさいぼう)が活性します。

線維芽細胞とは、肌の機能を保つための美容成分を生み出す細胞のことです。

主にコラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸などの化粧品にも多く含まれている美容成分を生成します。

ダーマペンで肌に小さな穴が開けられることで、線維芽細胞が活性化するため美容成分が生成されるという仕組みです。

ダーマペンに期待できる5つの効果

ダーマペンは肌に小さな穴を開ける施術ですが、どのような効果があるのでしょうか。

ダーマペンに期待できる5つの効果を紹介します。

効果①毛穴の開きや詰まりの改善

肌の細胞は一定の周期で新しく生まれ変わり、その仕組みをターンオーバーといいます。

ダーマペンの施術には、ターンオーバーを促進するという効果があります。

肌のターンオーバーが促進されることで毛穴から分泌される皮脂の排出が行われるため、毛穴のなかで皮脂が溜まるのを予防することが可能です。

そして、ターンオーバーによって生まれ変わった肌は皮脂によって毛穴が広がることもなく、毛穴の開きや詰まりもないため、引き締まった状態です。

効果②傷跡やクレーターの改善

肌に凹凸のできるクレーターは、肌の真皮層にまでダメージが加わって起こる現象です。

真皮層は、肌のターンオーバーが起きないため、ダメージを受けてしまうとそのままでは傷の修復が行われません。

しかし、ダーマペンにより穴を開けることで傷が付き、再度修復が行われます。

肌が再生されることで肌の傷跡やクレーターが目立ちにくくなります。

効果③ニキビの改善

ニキビは、アクネ菌が原因で起きる炎症です。

角質や皮脂が毛穴に詰まることで皮脂を栄養分とするアクネ菌が増殖します。

増殖したアクネ菌に肌が対抗することで肌に炎症が起き、赤みや痛みを伴うニキビができるのです。

ダーマペンは、肌のターンオーバーを促進することで皮脂が溜まることを防ぐ効果があるため、アクネ菌の成長を阻害できます。

そのため、毛穴を皮脂が溜まらない清潔な環境を保つことができ、ニキビの発生を抑えます。

▼こちらの記事ではニキビ跡・色素沈着に効果的には「メタジェクト」について詳しく解説しています。

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効果④たるみやシワの改善

ダーマペンは肌の線維芽細胞の働きを活性化させるため、美容成分の生成をサポートします。

コラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸などの美容成分が多く生成されるため、肌の弾力やハリがアップします。

そのため、肌の弾力低下によって起こるたるみや、コラーゲンやエラスチンの減少によって起こるシワに効果があるのです。

効果⑤シミの改善

シミの原因は、メラニンの過剰分泌による黒ずみです。

通常メラニンは肌のターンオーバーで排出されますが、ターンオーバーが正常に行われないと残ってしまうことがあります。

ダーマペンによってターンオーバーを促すことにより、メラニンの排出がされるためシミの原因となる黒ずみの改善になります。

▼こちらの記事ではターンオーバー促進について解説しております。

ターンオーバーを促進させる方法とは?肌の原理とともに解説

効果が出る期間

ダーマペンの効果が出る期間は、施術後1~2週間ほどが目安です。

施術の特性上、肌を傷つけるため、効果を実感するのは傷が治ったあとです。

また、ダーマペンでは肌の悩みによって針を打つ深さを0.25~2.5mmで調節できるため、針を刺す深さによっても効果が出る期間は異なります。

そのため、深く針を打った場合はそれだけ傷が治るまでの時間もかかるので、効果を得られるまでの時間もかかります。

傷の治り方は個人によって大きく差が出るため、ダーマペンの効果が出る期間においても個人差があるといえるでしょう。

さらに1回の施術で効果を実感する方もいますが、5回ほど施術を受けることで効果を実感する方が多い傾向にあります。



ダーマペンが施術できる部位

ダーマペンが使用されるメインの部位は、毛穴やニキビ、シミの改善に効果が期待できるため口の周辺や頬、目の周辺などの顔まわりです。

機器がペン型で小回りが利くため、目の周りのようなレーザー治療が行いづらい部位でも施術が可能です。

また、施術を行う部位や悩みによっても刺す針の深さが異なります。

たとえば、頬であれば0.5~1.0mm、目の周りであれば皮膚が薄いため0.3~0.5mmです。

ニキビ跡や毛穴が目立つ場合には、1.5~2.0mmの深さで刺すこともあります。

目の周り以外にも首や背中、二の腕などの部位でも施術を受けることができます。

そのため、ダーマペンで施術ができる部位は広いといえるでしょう。



ダーマペンの痛みとダウンタイム

ダーマペンは、肌に小さい穴を開けることで傷の修復する治癒能力を活用した施術です。

そのため、施術により痛みや肌が安定した状態に戻るまでのダウンタイムが気になる方も多いのではないでしょうか。

ここからは、ダーマペンの痛みとダウンタイムを詳しく紹介します。


ダーマペンによる施術の痛み

ダーマペンの機器には針が複数付いていて、それを肌に押し当てるため痛みを感じる人もいます。

しかし、針は髪の毛よりも細いため、痛みというよりかは少しチクチクする、ヒリヒリするという表現のほうが近いです。

また、針を刺す深さによっても痛みは異なります。

痛みが心配な方は、直接施術を受ける前のカウンセリングで痛みへの不安を伝えましょう。

ダーマペンのダウンタイム

ダーマペンの施術による痛みは麻酔や麻酔クリームで和らげることが分かりましたが、ダウンタイムはどの程度の期間があるのでしょうか。

ここからは、ダーマペンのダウンタイムを解説していきます。

ダウンタイム中の主な症状

ダウンタイム中の主な症状は、赤みや出血、内出血、そして腫れ、熱感などです。

個人差がありますが、3日~1週間程度で症状は改善していきます。

また、ダウンタイムは針を刺す深さが深いほど長くなる傾向にあります。

痛みや腫れが長く続くことが心配な方は、事前にクリニックに相談して針を刺す深さを浅くしてもらいましょう。

ダーマペンの施術後のスキンケア

ダーマペンの施術後は肌がダメージを受けていて、乾燥しやすくなっています。

クリニックからはワセリンなどの保湿剤が処方されることも多いため、処方されたものを使いましょう。

また、普段使用している化粧水や保湿クリームにアルコールが含まれている場合は塗ることで痛みが出るため、施術当日は使わないことがおすすめです。

施術の翌日からは普段通りのスキンケアを行っても問題ありません。

ダーマペンの施術後の過ごし方

ダーマペンの施術当日は、湯船には入らずに軽くシャワーを浴びる程度にして、洗顔やメイクも肌に強い刺激を与えてしまうため控えましょう。

施術の翌日から湯船に入ることやメイク、洗顔は可能ですが注意が必要です。

入浴は赤みのある状態で行うと血流がよくなり赤みが強く出るため、赤みが引くまで入浴は避けたほうがよいです。

洗顔は、肌への刺激を和らげるためにゴシゴシ洗わずに泡をつけるようなイメージで優しく洗います。

ダウンタイムを短くしたい方は、ダウンタイム中のメイクはなるべく薄く行うことがおすすめです。

メイクを行うと肌への負担が大きくなるため、負荷をかけないことがダウンタイムを短くすることに繋がります。

また、激しい運動やアルコールの摂取については、肌の腫れが引くまで避けましょう。

さらに、外出を行う際には紫外線の対策が必要です。

ダーマペンの施術後に日焼けをすると、色素沈着によって黒ずみになってしまう場合があります。

施術当日は帽子や日傘を活用して日焼け対策を行い、翌日からは日焼け止めを塗って日焼けへのケアを怠らないようにしましょう。

ダーマペンを受けることのできない人の特徴

ダーマペンを受けることのできない人の特徴は、下記になります。


ダーマペンを受けることのできない人の特徴

  • 金属アレルギー
  • 肌荒れがひどい
  • 肌の傷
  • 腫れているニキビ
  • ケロイド
  • いぼ
  • 皮膚癌
  • 皮膚硬化症
  • 日光角化症
  • 妊娠中や授乳中
  • バクテリア
  • 真菌感染症
  • 血友病

特に注意が必要な人は、金属アレルギーの人です。

ダーマペンには金属の針が付いているため、施術を受けることでかゆみや水ぶくれなどの症状が出ます。

不安な人は、事前にアレルギー検査を受けてからダーマペンの施術を受けるとよいでしょう。

主に肌荒れがひどい人や腫れているニキビのある人、真皮の炎症が続くケロイドの人などの肌にひどい症状のある人は、より症状を悪化させてしまう可能性があります。

また、妊娠中や授乳中の人はダーマペンの施術を断られる場合がほとんどです。

妊娠中や授乳中は、心身ともに不安定な時期でストレスによりお腹の赤ちゃんに悪影響を及ぼす可能性や体に負荷がかかってしまいます。

ダーマペンの施術を希望する場合は、授乳期間が終わってから施術を受けるようにしましょう。

さらに、バクテリアや真菌感染症などの細菌による症状のある人もダーマペンの施術を受けることはできません。


ダーマペンをおすすめしたい人

ダーマペンをおすすめしたい人の特徴は、主に8つあります。

特徴①ニキビ跡やクレーター肌をきれいにしたい

ニキビ跡やクレーター肌は外用薬を使ってもきれいになりづらいです。

ダーマペンの施術を行い肌の真皮層を刺激することで、もとの肌に戻ろうとする働きを助けます。

特徴②毛穴の引き締めたい

毛穴が開いていることで汚れやファンデーションが入り込んでしまいます。

それにより、イチゴ鼻になり黒ずみが目立ってしまう場合があります。

ダーマペンによって汚れや黒ずみを押し出し、毛穴を引き締めることが可能です。

特徴③傷跡の凹みをきれいにしたい

ダーマペンは、肌に小さな穴を開けることで肌の持つ治癒能力を活性化させます。

そのため、修復しきれずに残った傷跡の凹みを再度修復することができます。

特徴④シミやくすみが気になる

シミやくすみは、メラニンが原因です。

ダーマペンでは、肌が生まれ変わるターンオーバーを促すためシミやくすみの改善の効果が期待できます。

▼こちらの記事は色素沈着の治し方について詳しく解説しております。あわせてご覧ください。

色素沈着の治し方について原因と改善を解説

特徴⑤肌質を改善したい

肌のターンオーバーは、肌質の改善にも繋がります。

肌が新しく生まれ変わることで肌質の改善効果が期待できます。

特徴⑥小ジワやちりめんジワを改善したい

ダーマペンの施術を受けることで、肌の弾力のもとになるコラーゲンといった美容成分が生成されます。

美容成分が生成されることにより肌の弾力を蘇らせるため、シワの治療に向いているといえるでしょう。

特徴⑦たるみを改善したい

コラーゲンといった美容成分は、たるみの改善もできます。

美容成分が肌にハリを与えることでたるみの改善にも効果が期待できるでしょう。

特徴⑧エイジングケアを行いたい

年齢を重ねるごとに肌も老化していき肌トラブルは増えていきます。

施術により肌の再生が行われるため、エイジングケアを行いたい人はダーマペンがおすすめです。


ダーマペンは毛穴の開きやニキビに効果が期待できる

ダーマペンとは、ペン型の機器を用いて目には見えない小さい穴を開ける施術です。

ダーマペンの施術を受けることで毛穴の開きや詰まり、シミなどに改善に効果が期待できます。

ダーマペンにはダウンタイムがありますが、化粧を薄くすることやしないことで期間を短くできます。

傷跡の凹みをきれいにしたい人や、肌質を改善したい人はダーマペンの施術がおすすめです。

株式会社ウィズアスでは、エステ用のダーマペン「メタジェクト」を販売しています。

肌再生を促すコラーゲンブースターといった機能が搭載されているため気になるサロンオーナーの方は一度お問い合わせください。

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